2010年劇団☆新感線
30周年興行【秋】
豊年漫作チャンピオンまつり
『鋼鉄番長』

ネタものとは

ズバリ、最初に言っておきます。今回の劇団☆新感線の新作『鋼鉄番長』は“ネタもの”です!

“ネタもの”とは新感線本公演のジャンルのひとつで、ひたすら純粋に笑いを、それも小学生男子が喜ぶレベルの笑いを追求するお芝居のこと。わかりやすくたとえて言うなら、かつてのザ・ドリフターズの大掛かりなセット付き公開ドタバタコントのように、アニメなら『トムとジェリー』のスラップスティックな追っかけっこのように。そのくだらなさの徹底ぶりは、もしかしたら新感線の舞台を“いのうえ歌舞伎”シリーズや前作『薔薇とサムライ』しか観ていない方がいきなり体験したとしたら「ナニコレ?」と驚愕するかもしれないほどです。

でも実はこの“ネタもの"こそが、劇団☆新感線の原点! 旗揚げから脈々と流れ続けている、いのうえひでのりの“笑いへのこだわり”、そして身体を張ってまで取り組む役者たちの“ネタもの"への愛が、舞台のあちこちから溢れ出してくるはずです。ここはぜひ何も考えず頭をカラッポにして(ココ重要!)、日常を忘れてガハガハと笑い、終演後はただただスカッとしつつ劇場を出る。これが“ネタもの”を堪能する一番の心得と言えましょう!

観劇前に“ネタもの"を予習したい方、観劇後に“ネタもの"をもっと味わいたい
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